2023年6月14日に岐阜県岐阜市にある陸上自衛隊日野基本射撃場で自衛隊員3人が銃撃される事件が起きました。
犯人の男は18歳の自衛官候補生で事件を起こした動機や男の生い立ちについて調べてみました。
18歳自衛官候補生による銃発砲事件
6月14日午前9時時過ぎ日野基本射撃場で18歳の自衛官候補生の男が小銃を発射し、2人の隊員が死亡、もう一人の隊員が負傷しました。
周囲の隊員が取り押さえ、18歳の男は現行犯逮捕されました。
亡くなったのは
陸上自衛隊第35普通科連隊
菊松安親(きくまつ やすちか)1等陸曹(52歳)
八代航佑(やしろ こうすけ)3等陸曹(25歳)
菊松さんは胸を撃たれ、八代さんは脇腹を撃たれたということです。
捜査関係者の話では、18歳の男は八代さんに発砲し、その後菊松さんに対して発砲したようです。
また原悠介(はら ゆうすけ)3等陸曹(25歳)は太ももに全治3か月の重傷を負いました。
銃は、八代さんに1発、菊松さんに2発、原さんに1発の計4発撃たれたようです。
犯人の画像と生い立ち
週刊誌では18歳自衛官候補生の小学校の時の卒アルが掲載されていました。
18歳の男は岐阜県内の出身。
実家のすぐそばには田んぼが広がりこのまちには10年ほど前に引っ越してきたそうです。
家族構成
- 父親はトラックドライバー
- 母親は東南アジアの人
- 6人兄弟の上から3番目
近所の人の話によると、小さい頃は活発で挨拶をしてくれましたがそのうち挨拶をしても返事をしてくれなくなったそうです。
また、近所に住む同級生は、運動神経もよく活発で、人に暴力を振るったりするところを見た記憶がないといいます。
しかし、友達は少なく小学校の頃から欠席や遅刻が多く中学になると学校に来なくなって徐々に周囲と距離を置くようになっていったそうです。
もしかすると近所の人が挨拶をしても返事をしてくれなくなったというのは中学に入ってからなのでは。
自衛隊員に憧れていたようですが、なぜ叱られたからといってそのような事件を起こしたのか、相談したりもっと他に方法はなかったのかと思ってしまいます。
犯人の動機
調べに対し、18歳の男の動機についてこのように供述しています。
- 教官に叱られた
叱られたその直後に無言で教官の菊松さんに発砲したようです。
人間関係もうまくいってなかったというような供述もしているようです。
また、捜査関係者によると亡くなった八代さんは18歳の男が人に向かって発砲するのを防ごうとして巻き込まれた可能性が高いそうです。
死傷した3人は候補生の男の指導する立場にありました。
それにしても人を狙い撃てるような状況にあるというのも恐怖を感じます。
日野基本射撃場の場所
日野基本射撃場は岐阜市日野南にある陸上自衛隊第10師団が管理する屋内射撃訓練場で、ここでは隊員が自動小銃や拳銃の訓練の際に使用する場所でした。
住所:岐阜県岐阜市7
地図を見ると、すぐそばには民家もあり住宅街のようです。
近くの人たちは恐怖を感じているのではと思いました。